Cassette Tape (7) ~ 音楽用ポジション
Cassette Tape for music.
TYPE III / フェリクロム
ノーマルポジションとクロムポジション(ハイポジション)のいいとこどりを狙って開発された、第3のポジション。でも、あんまり広まらなかったかな。
初の二層塗布テープ、SONY「Duad」
写真の右側を見るとわかるように、ノーマルテープとしても使用可とされています。ハイポジ、メタルにあるタイプ検出用の穴はないので、自動的に種類を判別するデッキでは、ノーマルテープとされます。

DENON DX3


低中域に強いノーマルポジション系の酸化鉄磁性体を塗布した上に、高域用のハイポジション系の磁性体(二酸化クロムやコバルト含有磁性体)を塗るなど製造が複雑なうえに、使う方も何となく中途半端というか、バイアスとEQ(イコライザ)の設定が面倒だったりして、結局、メタルテープの登場で収束しました。
TDKやmaxellなど、日本の他社は参入しませんでした。
TYPE IV / メタル
コンパクトカセットテープの最終形。酸化鉄じゃない金属の鉄だからということでメタルと名づけられました。
SONY「METALIC」
初めて手にしたのがこれ。
ひどかった。片面走行しただけでヘッドは真っ黒け。当然、音質も徐々に低下する代物でした。毎回、綿棒にアルコールをつけて掃除するはめに。う~ん、「ソニーあるある。」
普及品だったからかもしれないけれど…、他の商品は?

TDK「MA-R」
メタルテープの最高峰にして、デッキメーカーのレファレンスに。
高精度ダイキャストフレームを特殊硬質プラスチックで挟み込んだ構造で重量級、かつ高価格。初期製品はメタルテープの自動検出孔がまだなかった。


maxcell 「Metal Vertex」
負けじとマクセルも。最後にして至宝に。

「お客様へ」のカード


金色のフレームプレートが付属 黒のレタリングになる?

金属部分にシリアルナンバーが刻印された

特殊樹脂製ハーフと金属製プレートでズシリと重く、明らかにハーフの振動低減につながっています。もちろんそれだけにとどまらず、もてる技術力を注ぎ込んだ渾身の作。当時は共産圏への輸出が規制された、それほどの高性能だったようです。