西遊記
Journey to the West, “Monkey Magic”

月と木星と土星が接近するらしいです。最接近は21日。雲がかかって見えないと思いきや、木星と土星は日没後2時間余りで地平線の下に沈んでしまうとのことでした。「なぁ~んだ、もっと早くじゃないとだめだったのね。」(写真は19時30分。)

昼は親族の一周忌の法要がありました。親族の遺族3人+4の最小限の参加者のみで行われました。法要が終わってのお坊さんのお話は「西遊記」のお話でした。この年になっても知らないことがまだまだあります。
西遊記と言えば、夏目雅子さん(故人)演じる玄奘三蔵が孫悟空(堺正章さん)、沙悟浄(今年の8月に亡くなられた岸部シローさん)、猪八戒(西田敏行)をお伴に天竺を目指すドラマが最も印象に残っています。主題歌が収録されたゴダイゴのアルバム(LP版)も持ってます。そして今日、お坊さんの話を聞いて、何と素晴らしいキャスティング(演出)だったのだろうと思い知らされました。
三蔵法師が中国からインドへ行って経典を持ち帰ったのは実話ですが、お伴の3人(人じゃないけど)が出てくるのはもちろん架空の物語だけのこととはご存じの通りだと思います。ではあの3人のキャラクターのもとになったのはないかと言うと、それは人間の誰もが持つ(玄奘三蔵といえども持つ)心の毒(煩悩・三毒)なのだそうです。
仏教において克服すべきものとされる最も根本的な三つの煩悩・三毒とは、 貪欲(食べ物をむさぼり、女性に目がない=猪八戒)、怒り(乱暴で、時には頭の輪っかで動きを止められる=孫悟空)、ぐち・嫉妬(一般的に使う愚痴や他人をねたむ嫉妬とは意味が違うようで、無知が故の猜疑心・おろかさ・判断できない=沙悟浄)です。
一人で危険が多々待ち受けるであろう砂漠地帯(シルクロード)を旅する三蔵法師も、常に食料の確保に苦心し、時にはなぜ自分がこんなこと(お経を手に入れるためインドへ行く)をやっているのかと、それが怒りにつながることもあったろうし、また時には本当にいけるのか?正しいお経はあるのか?と悩むこともあったでしょう。
そんな話を聞いて初めに書いたような感想を持ったわけです。知らなかったし、知ったことで物語の奥深さ、そしてドラマの演出・キャスティングの上手さを感じることになりました。良い話を聞けてよかったです。