FMfan / Cassette Tape (2)

洋楽との出会いはなにが始まりだったのだろうか? 親戚の姉さんからもらったショッキング・ブルーの「ヴィーナス」のドーナツ盤? いやいや、自宅にあったベンチャーズのEP盤? 赤の透明ビニール盤が印象的だった。 小学生の時、自分で買ったダニエル・ヴィダルの「天使のらくがき」。これかもしれない。
中学生になってからは、カーペンターズにはじまり、アメリカのポップ・ロック、さらにイギリスへと視聴対象が広がっていった。80年代に入るとニュー・ウェーブ全盛期。レゲエにパンクにワールド・ミュージックにと、いろいろ聞きまくった。さすがに、ジャズまでは手(耳)を広げれなかった。クラシックは年末恒例のバイロイト音楽祭「ニーベルングの指輪」だけは録音していた。それとて、映画「地獄の黙示録」の影響だった。当然、ドアーズにもはまった。最近はクラシックを聴こうとチャレンジして見るも、ジャンルが広すぎてなにを聴けばよいかわからないし、所詮性にあってないようだと気付く。どうも弦を弓でこする音が好きでないようにも思えている。
そんなこんなの音楽ライフを支えてくれたのがFM放送、特に今話題の公共放送NHKの番組であった。そして、欠かせなかったのが番組表が載ったFM情報誌であった。その番組表に赤ペンでチェックをして、カセットテープにエアーチェックをしていた。NHK-FMの番組表には、曲名とアーティスト名がしっかりと記載されていた。
私は共同通信社発行の『FM fan』を愛読していた。2週間に一度の発行で、時に買い損ねてしまいそうになることもあったが、書店を回ってなんとか欠かさず購入していた。(そのうち、定期購読にしたかな。)表紙は毎号、ジャンルを問わず時のレコードジャケットが飾った。
お気に入りの記事は「長岡鉄男のDynamic Test」。今でも長岡さん(の記事)に批判的な意見を持った人のブログなどを目にする事があるが、逆に考えればそれ程の影響力があったのだと思う。長岡教の信者ではないが、氏の記事が一番しっくりくる。訃報に接したときには、一つの時代の終わりを感じた。
FM放送も、自宅のステレオセットで音楽を聴くことも無くなっていった。音楽を聴くのは、専ら車の中になっていった。今はまた機器のメンテナンスをして自宅でも聴くようにした。(それでもアナログのターンテーブルは回してないが。)

LUXMANのカセットテープ

「こんなテープがあった」の2本目。アンプで有名な LUXMAn がテープを出していた! OEMかな?
クロームポジションで、特殊なのは、テープ送りの 「アジマスのズレを補正するための」小さな調節ネジが付いていたこと。こんな機構は他にはなかった。
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上:ガイド穴の内側にある白いポッチ2か所が調節ネジ