スキップしてメイン コンテンツに移動

シ―リングライトのリモコン修理(完) ~ ナショナル HK9323

Remote controller repairing of the ceiling light. (Final) ~ National HK9323
関連投稿 > 前回の修理
修理直後は復活したもののすぐに故障が再発。単純な接触不良ではなかった…。ということで、再度ばらしてみることにしました。結果は…「何事も思い込み失敗のもと」でした。
いくつかあるキーのうち右上の3つだけが利かなくなっていたので、キーの接触不良を疑っていました。キーが効かないこと以外の機能は正常に機能しているよだったので、他の原因に思いが至りませんでした。それが思い込みでした。しかしキーの接触不良ではないようで、なぜなら利かなくなった3つのキーは全てライトONにかかわるキーだったからです。そうするとロジック系がおかしくなったとも考えられ、修理は難しいなぁと思いました。
しかし、もう一度ばらしてみることにしました。
基板上のパターンに腐食が始まっている部分があったので削って見ました。
image
レジストの下は一部腐食し始めていましたがそれほど進んでおらずそのままで大丈夫そうです。
(この時点では故障の原因に関係するとは思ってもいませんでしたが)前回の修理で真っ黒に腐食したマイナス側のリード線を交換しましたが太すぎて色もおかしかったので、元と同じ白い細めのリード線に付け替えることにしました。単に太すぎたのと色がよくないので交換しようと思っただけでした。しかし、これが功を奏しました。
image
外したリード線の周りも腐食の兆候があったので削って見ました。で、よく見るとスルホールで表裏がつながっているのがわかりました。(コンデンサを一旦外して磨きました。)
image
3つ以外のキーやバックライト、その他の機能が正常に動作していたのでこの部分の接触不良は頭に浮かびませんでした。
リード線を外す前のことですが、ケースから基盤を取り出してスイッチ部分を通電させるるなどやっていると症状が悪化してしまいました。作業しやすいように電源装置から電力(6ボルト)を供給するようにしたのですが、つい赤のリード線と赤の電源ラインをつないでしまい(思いっきり‘+-の逆接続で電圧をかけてしまったので)「やらかした~!」と1度ならずも2度3度…。 「セーフ」 、回路は壊れてませんでした。生兵法はけがのもとです。で、症状がどのように悪化したかと言うと、スイッチを通電すると液晶が消え、時刻がリセットされてしまうようになりました。キーは利いているけど、通電すると電力不足になるといった感じでした。(電源の逆接続で壊してしまったか!?)
赤のリード線を外して半田面とは反対側の腐食した部分を削るとスルホールになっているのが見えてきました。「これはもしかして…」と思ったのはその時でした。「液晶が消えてリセットされるのはもしかしてこれ(が原因)?」。もともとのリード線は基盤の根元まで真っ黒に酸化してました。それがスルホールにまで及んでいて、リード線を交換したことで一時的に接触が回復したものの結局は接触不良のままだった。そして基盤を取り出していじっているうちに更に接触が悪くなったのではないかと合点があってきました。太すぎる赤のリード線を無理に使ったのも良くなかったかもしれません(半田が酸化したスルホールに流れなかった?)。また、再度リード線を付け替えようと思わなかったらこの部分の状態を確認することをしたかどうかはわかりません。
専門家はこんな見逃しはしないでしょうが、「これくらいは大丈夫そうだな」と言う思い込みは失敗のもとでした。
image
適切な太さのリード線(白)に付け替えました。スルホールの磨きや反対側の半田付けはしていませんがうまくいきそうです。
電池ホルダー側も付け替えです。
image
image
コンデンサを戻して、スイッチ部に貼っていたアルミテープもはがしました。
image
image
結果、無事に使えるようになりました。LEDの発光に結構な電力が必要なようで、スイッチを押すと電源装置に付いている電流計の針が上昇してブルブルと振れてました。100mAくらいでしょうか。それでもLEDの発光は多くても日に数回なので、そこそこ電池はもつのかもしれません。
キーが効かなくなって最初にやったことは電池交換でした。それで直ることはありませんでした。リード線の再交換後、古い電池で試してみましたが電力不足の状態で使えませんでした。古くなった電池が液漏れすると厄介です。使ってない状態でも入れっぱなしにしておくと液漏れを起こしていることがあります。今回のリモコンでは目に見える液漏れはありませんでしたが、わずかにしみ出していたようです。そしてリード線を伝わって腐食が進んだのは驚きものでした。